MENU

福田和也氏が拙著を書評くださいました。

拙著『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年)が、『週刊 新潮』に連載されている、福田和也「闘う時評」という記事で紹介されました(5月27日号、122-123頁)。拙著における、中華民国北京政府への「高い評価」が、過度に国民政府への「低い評価」として受け取られてしまったのかもしれないと感じました。また、「主権+国際法重視型」の外交と、ナショナリズム的な外交が絡み合うのが二〇世紀中国の外交だと小生は思っているのですが、どうも両者が交互に訪れるものと見なされたようにも感じます。しかし、内容紹介部分については、きっちりと押さえていただいた、また現代中国外交についても、それを意識しながら書いたということを感じ取っていただいたという印象です。福田氏のような論客にだいぶ読み込んでいただいたこと、そして取り上げていただいたことに感謝したいと思います。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる