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20世紀の東アジア史
編:田中明彦・川島真ISBN:9784130203098
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:1056ページ
定価:9800円(本体)
発行年月日:2020年09月 - 目次
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第1巻 国際関係史概論
第1部 近代東アジア国際関係史 19世紀から20世紀前期
第1章 19世紀のアジア(川島 真)
はじめに――19世紀の東アジアへの視線
一 18世紀の東アジア
二 19世紀の東アジアの変容
三 19世紀の東アジアの国際関係と不平等条約
おわりに第2章 20世紀初頭の東アジア――1900-30(北岡伸一)
はじめに
一 20世紀初頭の東北アジア
二 20世紀初頭における東南アジア
三 日露戦争
四 第一次世界大戦の衝撃
五 第一次世界大戦と東南アジア
六 ワシントン体制の成立
七 第一次世界大戦後の東南アジア
八 ワシントン体制の崩壊
おわりに第3章 世界恐慌から第二次世界大戦(田中明彦・川島 真)
はじめに
一 世界恐慌と欧州情勢の変容
二 東アジアにおける均衡の瓦解
三 満洲事変から日中戦争へ
四 日中戦争
五 第二次世界大戦へ第4章 ヨーロッパから見た東アジア
――20世紀の幕開けと植民地主義の黄昏(細谷雄一)
はじめに
一 近代化と帝国主義
二 近代化と西洋化
三 日英同盟と日露戦争
四 日露戦争とその後
五 第一次世界大戦とナショナリズムの覚醒
おわりに第2部 現代東アジア国際関係史 20世紀後期から現在
第5章 冷戦と東アジアの「熱戦」(田中明彦)
はじめに
一 冷戦の開始
二 東アジアの「熱戦」
三 冷戦の展開
四 第二次世界大戦後の秩序の動揺第6章 冷戦後期から世紀末の国際関係(大庭三枝・高原明生)
一 多極化時代の東アジア
二 1989年の地殻変動
三 ポスト冷戦期の東アジア――現在まで伸びる影第7章 東南アジアの国民国会形成と地域主義(早瀬晋三)
はじめに
一 冷戦体制下のASEAN
二 東南アジア競技大会
三 ポスト冷戦下のASEAN
むすびにかえて第2巻 各国史1 東北アジア第3部 東北アジア
第8章 日本
立憲国家形成と展開――政党政治と対外関係を中心に(波多野澄雄)
はじめに
一 帝国憲法体制の形成
二 新憲法体制の形成と天皇制
結びに代えて――憲法解釈をめぐって
第9章 中国
中国の国家建設のプロセス(川島 真・張 力・王 文隆/川島 真翻訳)
はじめに
一 王朝の時代(19世紀)
二 清末から民国期の国家建設
三 中華民国北京政府期の国家建設
四 中華民国国民政府による国家建設――政治と経済
五 中華人民共和国の成立とその意義
おわりに第10章 香港
香港の「国家建設史」――誰が香港を作ったか?(倉田 徹)
はじめに
一 前史――19世紀の香港
二 戦前・戦中の香港(~1945年)
三 戦後の香港(1945~84年)
四 過渡期の香港(1984~97年)
五 返還後の香港(1997年~)
おわりに――未完の「国家建設史」第11章 台湾
ⅰ 民主国家の建設――近代台湾の概略史(張 隆志/川島 真監訳)
はじめに――アジア諸国のパラレルヒストリーにおける台湾
一 歴史的視点から見た台湾の国家建設
二 台湾における独裁政治から民主主義への移行
三 民主主義は定着したのか?
――台湾の「静かなる革命(Silent Revolution)」の再考
おわりに――グローバル化した世界における台湾の民主主義国家建設ⅱ 福祉から見た台湾の国家形成(上村泰裕)
一 植民地時代の福祉――社会事業の展開
二 党国体制期の福祉――社会保険の漸進
三 民主化後の福祉――全民化への曲折
四 後発福祉国家の未来第12章 韓国
ⅰ 韓国における国家形成とその変容
――脱植民地化をめぐる競争・「企業家的国家」による体制競争・ポスト競争下の「先進国化」(木宮正史)
はじめに
一 近代国家建設の挫折
二 植民地国家と朝鮮社会
三 冷戦体制下の南北分断と脱植民地化をめぐる競争
四 韓国における「企業家的国家」の成立と発展
五 ポスト体制競争期の先進国化
結びに代えてⅱ 韓国の経済成長――台湾・日本・米国との比較(金 洛年)
はじめに
一 体制転換と経済制度
二 キャッチアップと資本形成
三 成長と所得分配
結び第3巻 各国史2 東南アジア第4部 東南アジア
第13章 フィリピン
ⅰ 米国と近代フィリピン国家の成立(パトリシオ・N.アビナーレス)
はじめに
一 論理
二 方法
三 結果
四 結論
おわりにⅱ フィリピンの政治課題と国家建設(高木佑輔)
はじめに
一 独立準備と第二次世界大戦
二 戦災復興と独立
三 冷戦と開発
四 体制変動と自由化
五 二つのピープルにどう向き合うか――経済発展と社会発展の模索
おわりに第14章 シンガポール
シンガポールの国家建設
――「脆弱な都市国家」の権威主義体制の成立と継続(田村慶子)
はじめに
一 1945年までのシンガポール――イギリス植民地時代の日本軍政期
二 「脆弱な都市国家」の誕生
三 「脆弱な都市国家」の生き残り――開発主義体制の構築
四 マレー系への「統制」
五 新たな社会変動第15章 インドネシア
インドネシアの国家建設――分裂の危機と克服の政治史(相沢伸広)
はじめに
一 舞台設定:植民地国家(領邦)の形成――オランダ領東インドと分割統治政策(1920~42年)
二 日本占領時代(1942~45年)
三 独立国家の建設とスカルノ時代(1945~65年)
四 スハルト時代の経済発展(1965~98年)
五 金融危機と民主化時代(1998~2017年)
おわりに第16章 ベトナム
ベトナムにおける国家建設(栗原浩英)
はじめに
一 フランス領インドネシア連邦時代の統治と抵抗運動(19世紀半ば~1945年)
二 モザイク国家の形成と南北分断への道(1945~54年)
三 南北分断と武断主義(1954~75年)
四 社会主義建設の時代(1976~86年)
五 一国社会主義の時代(1990年代~)
おわりに第17章 ミャンマー
ビルマ(ミャンマー)国家建設の歴史過程
――三度の挫折と四度目の挑戦(根本 敬)
はじめに
一 英領期ビルマの国家体制
二 独立後の国家建設の試み1(議会制民主主義の挫折 1948~62年)
三 独立後の国家建設の試み2(軍による社会主義推進の挫折 1962~88年)
四 独立後の国家建設の試み3(軍事政権による支配 1988~2011年)
五 国家建設への四度目の挑戦(民主化,国民和解と経済成長に向けて 2011年~)
おわりに――課題としての排他性克服第18章 マレーシア
マレーシアの国家建設――エリートの生成と再生産(鈴木絢女)
はじめに
一 植民地国家の成立
二 現地勢力の排除と包摂
三 日本軍政と新たな国家構想
四 戦後国際秩序と独立国家マラヤ
五 BN政治経済システムの建設
六 BN体制の変容と終焉
七 マレーシアの国家建設19章 タイ
タイにおける国民国家建設――統合と対立(柿崎一郎)
はじめに
一 統合の開始(19世紀後半~1932年)
二 統合の進展(1932~57年)
三 統合の加速(1957~73年)
四 統合から対立へ(1973~2001年)
五 対立の顕在化(2001年~)
六 誰がタイを作り上げてきたのか
おわりに