MENU

CFIEC国際情勢ウェビナー「経済の視点から見る台湾海峡のリスクと日本の役割」 に登壇しました。

以下のウェビナーに登壇しました。

CFIEC国際情勢ウェビナー:シリーズ「ポストコロナ時代の国際秩序と変わる地政・地経学」

第2回「経済の視点から見る台湾海峡のリスクと日本の役割」

主催:一般財団法人 国際経済連携推進センター
後援:日本貿易振興機構(ジェトロ)

日時:2021年11月12日(金)16時~17時30分

講師:
川島 真   モデレーター/東京大学 大学院総合文化研究科 教授
小笠原 欣幸 東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 教授
川上 桃子  ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター長

<内容>

近年「台湾有事」という言葉を目にする機会が増えている。グローバル経済に占める台湾の重要性が高まるなか、台湾と中国との緊張の高まりは軍事面だけでなく、経済分野においても日本に深刻な影響をもたらす。今年、日米首脳は共に「台湾海峡の平和と安定」を確認した。その実現と維持のために、日本は何をなすべきだろうか。さらに台湾とどのように関係を深めていくべきだろうか。

本ウェビナーでは、モデレーターに中国と台湾の政治外交に詳しい東京大学の川島真教授、台湾および中台関係に詳しい東京外国語大学の小笠原欣幸教授、そして台湾を中心とする東アジアの経済、産業に詳しいアジア経済研究所の川上桃子地域研究センター長を迎え、台湾および日本や中国との密接なつながりを経済に主眼をおいて俯瞰すると共に、有事の際のリスクと米中対立の影響について理解を深める。その上で、日本は台湾とどのように関わっていくことが地域の安定へつなげることができるのか考察していく。

<講師略歴>

モデレーター

◎川島 真(かわしま・しん)氏

東京大学 大学院総合文化研究科 教授 

博士(文学、東京大学)。北海道大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2015年4月より現職。中曽根康弘世界平和研究所上席研究員、日本学術会議連携会員、外務省外交記録公開推進委員会委員、内閣府国際政治経済懇談会委員、内閣府公文書管理委員会委員などを兼任。専門は中国・台湾の政治外交史、国際関係史。

著書:『よくわかる 現代中国政治』(編著、ミネルヴァ書房、2020年)、『UP plusアフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』(編著、東京大学出版会、2020年)、『中国のフロンティア』(岩波書店、2017年)、『21世紀の「中華」』(中央公論新社、2016年)他、多数。

◎小笠原 欣幸 (おがさわら・よしゆき)氏

東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 教授

1981年一橋大学社会学部卒業。1986年同大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。1991年東京外国語大学外国語学部専任講師。1994年同大学同学部助教授。2013年同大学大学院総合国際学研究院准教授。英国シェフィールド大学、台湾国立政治大学 客員研究員等を経て、2020年4月東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。日本台湾学会理事等も歴任。専門は台湾政治、中台関係。

著書『台湾総統選挙』(晃洋書房、2019年)で、樫山純三賞学術書賞、アジア・太平洋賞特別賞を受賞。

◎川上 桃子(かわかみ・ももこ) 氏

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 地域研究センター長

1991年東京大学経済学部卒業、2011 年東京大学より博士号(経済学)取得。1991年アジア経済研究所入所。海外派遣員(台北)、海外調査員(台湾、バークレー)などを経て、2020 年より現職。専門は台湾を中心とする東アジアの経済、産業、企業。

主な著作:単著 『圧縮された産業発展 台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』(名古屋大学出版会 2012年/第29回大平正芳記念賞2013年受賞、6月)、川上桃子・松本はる香編『中台関係のダイナミズムと台湾』アジア経済研究所 研究双書 No.639,2019年、他多数。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる