日中国交正常化50周年記念講演会 笹川平和財団×中国研究所 連続講演会企画③ 歴史の中の日中50年(9/25開催)
第3回講演会:歴史の中の日中50年~1972年体制を考える~
1972年9月の日中国交正常化実現に際しては、歴史をめぐる問題、台湾問題、領土問題といった困難な課題が存在した。実際、「政府承認の変更」ではなく「国交正常化」という言葉が用いられたように、さまざまな面で一定の共通認識に基づいて正常化が実現したが、残されたグレーゾーンもあった。たとえば、台湾の位置付けにおける「〔中国の立場を〕十分に理解し尊重する」という表現、日中共同声明で言及されなかった領土問題、国家賠償か民間賠償かについて明言を避けた賠償問題などがある。国交正常化により形成された「1972年体制」は、この50年の間にどのように機能し、あるいは機能しなくなり、現在どのような課題があるのだろうか。本セッションでは、しばしば指摘される「1972年体制」問題について、この分野の第一線の研究者が考察し、現在地と今後の方向性について議論する。
開催要項
日 時:2022年9月25日(日)17~19時 *9月22日正午締切
基調講演:高原明生(東京大学教授)
パネリスト:井上正也(慶應義塾大学教授)、福田円(法政大学教授)、江藤名保子(学習院大学教授)
司 会:村田雄二郎(本研究所常務理事、同志社大学教授)
申込要項
申 込:1000名までの事前登録制です。
登 録:第3回の参加希望者は以下のURLから参加登録をお願いします。
https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_724/index.do
https://www.spf.org/seminar/list/20220925.html
視 聴:前日までにメール配信されるZoomURLにアクセスしてください。
なお、メールが「迷惑メール」に格納される場合もあります。ご確認頂きたくお願いします。
費 用:参加費は無料です。
参 考:各回(全6回)のラインナップと、全体と第3回以降の開催趣旨等は以下よりご覧いただけます。