【更新(12月4日)】昨日より開催されています。
昨日から一泊で、久しぶりの大学セミナーハウス。多様なバックグラウンドを持つ学生さんたちとの交流が進められています。
今年は対面で実施予定です。奮ってご参加ください。
世界の中の中国と日本-現代中国理解Ⅳ
−新たな世界秩序?の下で中国共産党新政権の目指すもの
詳細はこちらからご覧になれます。
日程 | 12月3日(土)~4日(日) 1泊2日 |
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参加対象 | 大学生(大学院生、留学生を含む)、社会人 |
参加費 | 会員校学生6,000円、一般校学生7,000円、講師ゼミ生6,000円、社会人15,000円 ※学生は大学院生、学部学生、留学生、研究生を含みます。 ※参加費には宿泊・食事・受講費、消費税を含みます。 ※会員校リストはこちらへ |
お支払い方法 | ❶クレジットカード払い……後日お支払い用リンクをお送りいたします。 (VISA・MasterCard・JCB・AMRICANEXPRESS・ Diners Club ・Discover) ❷銀行振り込み……後日振込み先情報をお送りいたします。 |
会場 | 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) ※交通案内はこちら |
申込方法 | お申込みは、こちらから「現代中国理解Ⅳ」申込みフォーム |
申込締切 | 2022年11月17日(木) |
主催 | 公益財団法人 大学セミナーハウス |
【開催趣旨】
新型肺炎感染症、そしてロシアのウクライナ戦争によって、世界は新たな時代を迎えているのかもしれない。たとえ、新たな時代とは言えないとしても、2010年代と2020年代とでは世界的な、またこの東アジアの国際関係は大きく変わった。米中「対立」は激化し、台湾海峡の緊張は増している。
この新型肺炎感染症に中国はいかに立ち向かい、ロシアのウクライナ侵攻を中国はいかに捉えたのだろうか。そして経済安保の重要性が提起される中で中国はいかなる持続可能な経済発展像を描いたのだろうか。中国では2022年秋に新政権が成立した。
この講座では新政権の立ち上がりに注目しつつ、目下の中国の立ち位置を政治的、経済的、社会的に確認するとともに、その国内情勢の延長上にある外交、台湾政策などの面からも考察してみたい。この講座を受講し、講師や他の参加者との学びや議論を通じて、一般的に言われる「西側先進国vs中露専制主義国」といった二項対立的な見方や、中国は「こうあるべき」と言った議論を相対化していくきっかけを受講者が得られれば幸いである。(川島真企画委員長)
【基調講演】
テーマ:「新たな世界秩序?の下で中国共産党新政権の目指すもの」
講演者:川島 真(東京大学大学院教授・当セミナー企画委員長)
【分科会】
第1分科会
テーマ:「政治班」
講 師:小嶋華津子(慶應義塾大学法学部教授)
主 旨:このグループでは、秋に発足した新指導部が直面している政治・経済・外交上の課題(汚職腐敗、景気の減退、地方債務、少子化、少数民族問題、香港統治、米中対立、台湾問題など)をリストアップした上で、それぞれの課題をどのような政治的ツールを用いて解決しようとしているのかを学ぶ。日々メディアには、中国に関する情報や評論が溢れている。本グループでは、外在的な視点からの評論とは一線を画し、できる限り共産党政権の目線、習近平自身の目線に立ち、統治者の立場から諸問題を捉え直してみたい。
第2分科会
テーマ:「社会班」
講 師:金野純(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
主 旨:「中華民族の偉大なる復興」を掲げる共産党政権であるが、中国は多種多様な社会的問題(人口減少と社会保障、環境破壊、民族対立、世代による政治的価値観の変化…等々)を抱えており、その前途は多難である。本グループでは、講師が準備したコースパックに基づいて、こうした課題についてより深く理解し、共産党一党独裁体制下における中国社会の持続的な発展可能性について自由に議論する。
第3分科会
テーマ:「経済班」
講 師:森路未央(大東文化大学外国語学部准教授)
主 旨:米中対立、新型肺炎感染症、ロシアのウクライナ侵攻などをきっかけに、中国経済の先行き不透明・不確実性が高まっているといわれる。このグループでは、「西側先進国vs中露専制主義国」という二項対立の見方があるなかでの日本の立ち位置について、中国経済と日系企業という視点から考察する。まず、2010年代までの中国経済と日系企業の発展、2020年代の新たな問題を共有し、日系企業の今後の事業展開に向けた課題や解決策を議論する。そして、国内外の2つの経済循環を相互促進することで新たな発展を目指す「双循環」戦略のもと、今の中国政府が強化する政策(イノベーション、都市化、技術導入の推進など)について共有し、中国経済発展の核心的ポイントに日系企業がどうマッチしていくかについても考察する。
第4分科会
テーマ:国際関係+台湾班
講 師:川島真(東京大学大学院総合文化研究科教授)
主 旨: このグループでは、中国自身が設定した2049年の「中華民族の偉大なる復興の夢」の実現に向けて、どのような国際秩序や地域秩序を想定しているのか、そこに向けて何をしようとしているのかということを踏まえた上で、そこでの課題や困難、諸外国の視線について学ぶ。また、新型肺炎感染症やロシアのウクライナ侵攻などで激化した米中「対立」、そして台湾海峡をめぐる緊張の高まりがなぜ生じたのか、台湾社会はそれをどのように受け止めているのかといったことを学び、中国の対外政策や台湾政策に関する今後の可能性、中国にとっての課題などについて考察を深める。その際、国内政治、経済、社会といかに結びついているのかということに特に留意する。
【プログラム】
■第1日 12月3日(土) | ||
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12:00~ | 受付 | (大学院セミナー室) |
13:30~13:40 | 開会 ○大学セミナーハウス館長挨拶 ○オリエンテーション | |
13:40~15:10 | 全体会Ⅰ 企画委員長趣旨説明 基調講演(川島 真先生) | |
15:10~15:30 | 全員写真撮影・宿泊室にチェックイン | |
15:30~17:30 | 【分科会討論Ⅰ】 | (各セミナー室) |
18:00~19:00 | 夕食 | (ダイニングホール やまゆり) |
19:00~21:00 | 全体会Ⅱ | (大学院セミナー室) |
21:00~22:30 | 懇親会 | (多目的ホール) |
■第2日 12月4日(日) | ||
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7:30~ | 朝食 | (ダイニングホール やまゆり) |
9:00~11:30 | 【分科会討論Ⅱ】 | (各セミナー室) |
11:30~12:30 | 昼食 | (ダイニングホール やまゆり) |
12:30~15:00 | 全体会Ⅲ | (大学院セミナー室) |
15:00~15:10 | 総括・講師コメント | |
15:10〜 | 修了証書交付・閉会 |
企画委員
川島 真(東京大学大学院総合文化研究科 教授)【委員長 】
小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部 教授)
金野 純(学習院女子大学国際文化交流学部 教授)
森 路未央 (大東文化大学外国語学部 准教授)
お問い合わせ
公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:042-676-8512(直)FAX:042-676-1220(代)
E-mail:seminar@seminarhouse.or.jp
URL:https://iush.jp/