NPI「知りたいことを聞く」シリーズ「第20回党大会と今後の中国・日中関係」のご案内
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中国では、10月16日から第20回中国共産党大会が始まります。習近平政権が三期目に入ることはほぼ決まっていると見られています。果たして習近平がどのような形で三期目を迎えるのか、最高指導部である政治局常務委員の構成はどうなるのか、次の10年を担当できる若手は配置されるか、後継者と目されるのは誰でどんな任務に就くのか、これらが今後の中国の内政と外交に、そして日中関係にどんな影響を及ぼすでしょうか。
今回は二人の新進気鋭のパネリスト―元朝日新聞社編集委員で中国の安全保障等に関する報道で数々のスクープを抜いた峯村健司氏、アジア経済研究所・シンガポール国立大学・北京大学で中国の現代政治について研究を重ねた江藤名保子氏―を迎えて、次期政権の行方を議論します。「これが知りたい」という関心事項がある方は、申込みの際に質問をご記入ください。できるだけ皆様のご関心も踏まえながら議論を進めて参ります。どうぞふるってご参加・ご質問ください。
1.日時
2022年10月19日(水)16:00~17:00(質問が多い場合17:15まで)
2.登壇者(敬称略)
〔パネリスト〕
峯村健司 青山学院大学客員教授/キヤノングローバル戦略研究所主任研究員
江藤名保子 学習院大学法学部政治学科教授/当研究所客員研究員
〔モデレーター〕
川島 真 東京大学大学院総合文化研究科教授/当研究所研究本部長
3.開催方式
Zoom 利用(参加無料)
お申し込みは下のリンクから
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_kBwY1xjSROawEfvnzNqNFQ
■登壇者紹介
峯村健司 青山学院大学客員教授/キヤノングローバル戦略研究所主任研究員
専門は外交・米中関係・安全保障。朝日新聞社編集委員を経て現職。朝日新聞社では中国及びアメリカ総局の特派員、ハーバード大学フェアバンク中国研究センター客員研究員を務め、中国の安全保障や情報政策に関する報道で2010年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。そのほか数々のスクープを抜いた。近著に『潜入中国―厳戒現場に迫った特派員の2000日』(朝日新書、2019年)。小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治との共著『ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界』(幻冬舎新書、2022年)がある。
江藤名保子 学習院大学法学部政治学科教授/当研究所客員研究員/地経学研究所上席研究員兼中国グループ・グループ長
専門は現代中国政治、日中関係、東アジア国際情勢。スタンフォード大学国際政治研究科修士課程および慶應義塾大学法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。日本貿易振興機構アジア経済研究所副主任研究員、シンガポール国立大学東アジア研究所客員研究員、北京大学国際関係学院客員研究員などを経て現職。著作に『中国ナショナリズムのなかの日本―「愛国主義」の変容と歴史認識問題』(勁草書房、2014年)。
川島 真 東京大学大学院総合文化研究科教授/当研究所研究本部長
専門はアジア政治外交史。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。北海道大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て現職。著書に『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年。サントリー学芸賞受賞)、『中国のフロンティア―揺れ動く境界から考える』(岩波新書、2017年)、『20世紀の東アジア史』『日中戦争研究の現在―歴史と歴史認識問題』『サンフランシスコ講和と東アジア』(いずれも東京大学出版会、共編著)等多数。