NPI公開ウェビナー「中国の「歴史戦」を紐解く」を開催します。
靖国神社参拝、歴史教科書の記述、「慰安婦」をめぐる賠償訴訟など、いわゆる歴史認識問題が日中間の摩擦となることは少なくなりました。しかし中国共産党の結党100周年にあたる2021年、「四史」(中国共産党史、新中国史、改革開放史、社会主義発展史)という新しい歴史の区分が提起された頃より、習近平政権は公的な歴史認識の再構成を進めてきました。そしていまや中国の語る「歴史」は、既存の国際秩序に変容を迫るための論拠となりつつあります。
国際情勢をいかに理解すべきなのか、その解釈の根拠をどのような歴史的経緯に求めるのか。本ウェビナーでは、中国が「歴史戦」をしかける諸問題について最新の研究動向を踏まえて議論します。
下記要領にてお申し込みのうえ、奮ってご参加ください。
1. 日時
2024年10月24日(木) 10:00~11:30
2. 登壇者(敬称略)
〔パネリスト〕
川島 真 中曽根平和研究所 研究本部長
報告1「中国におけるサンフランシスコ講和条約体制批判」
福田 円 法政大学法学部 教授/中曽根平和研究所 客員研究員
報告2「台湾をめぐる国際認識–国連総会第2758号決議に関する論争」
益尾 知佐子 九州大学大学院 比較社会文化研究院 教授
報告3「中国の沖縄浸透工作」
〔モデレーター〕
江藤 名保子 学習院大学法学部 教授/中曽根平和研究所 客員研究員
3. 開催方式
Zoomウェビナー(参加無料)
4. 参加申込方法
下記リンクから10月23日(水) 18:00までに直接お申し込みください。
https://www.facebook.com/groups/512659192128379/?sorting_setting=CHRONOLOGICAL