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9月2日(金)

定期試験レポートの採点が進まず。落ち着かず、すごく久しぶりに部屋の掃除をしたら、大きなゴミ袋二つになる。

昼に諏訪一幸先生と彼の元で中国語を学び、中国留学を志す学生さんと食事をとる。

午後は13時半から松浦シンポ。多くの知己との邂逅に嬉しくなる。第一セッションで広東政府論という報告をおこなった。これはこれで一つの世界。掘り下げていく可能性があると感じた。コメンテーターの久保亨先生から有益なコメント。広東政府の帝国性については、頓珍漢な回答をしてしまう。レセプションの時にフォローしてくださり、ようやく趣旨を理解する。極めて重要な論点。少数民族地域を多く抱えた西南、広西、それに支えられた広東政府の問題。また、松浦先生からは、広東政府のことをもっと続けてはどうか、また本ができるのでは、と励まされる。籠谷先生の、日本人は中国は分裂させたがるが、インドは一つのものとして捉えようとするのではないか、また結局のところ華僑たちにとって頼りになる省政府はあったのかという問いに刺激を受けた。レセプションでの若林先生の挨拶はふるっていた。「歴史に戻りたいと思ってシンポに来るたびに、ああ戻るのは無理だと思う、でも皆さん私が後ろから見ていることを忘れないで。」レセプション終了後、久保先生、貴志先生とワインを飲みに行く。また新しい共同研究が出るかも知れず。帰宅後、アメリカ国務省のIVP関連の会合が、9月22日に総領事館であるとの知らせを見る。北京滞在で出られず、残念。

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