抗日勝利日。「紀念抗日勝利六十周年大会」が北京で開催される。反日デモなどの混乱はなし。また、反ファシスト闘争を掲げていながら、ドイツ、イタリアは触れられない。また、今年は東京裁判の結果について言及。それが不動のもので、挑戦を受け入れられるものではない、とした。明らかに日本の言論を意識した発言。中国の国家主席の発言が、日本の言論に対応する時代になっているが、このような場での発言が果たして日本に届くのか。お互い様の問題であるが、コミュニケーションの問題として大きな課題になっている。あとは国民党、台湾との問題である。中華民国史の位置づけに微調整がなされる可能性を感じる。近代化とともに、抗日をいっそう強調する可能性がある。最後は、日中友好、日中共同声明、日中平和友好条約、日中共同宣言の遵守が謳われる。
北京に居る孫安石さんからメイル。記念行事で、あらゆるテレビ番組、学生のクイズ番組までもが抗日戦争の問題が出て、「それがなかなか難しい(笑)」とのこと。また『中国青年報』がなぜ9月3日が抗日勝利日となったかという記事を掲載したという。
午前中、公共政策大学院入試。
ラジオ本の編集作業をしておられる貴志さんを手伝えず。シンポの中国語翻訳問題の調整が終わらず。「在郷軍人会」、これの中国語は「退役軍人」ではなかろう。明日の朝まで持ち越しになった。陳紅民先生から『函電里的人際関係与政治』(三聯書店、2003年)を頂く。すでにハワイ大学のレビュー誌で大きく取り上げられたという。また、中韓関係史の資料状況について情報交換。彼も史料漁りをしているようだ。また台湾の李盈恵先生からは『抗日與附日』(水牛出版社、2003年)をいただく。シンポにはあまり顔を出せず。
終了後、近藤正己先生、駒込武先生、貴志先生と寿司を食べに行く。二次会は、ニッカのウイスキーを飲みにバーに。帰宅後も、採点進まず。北京に行くまでに終わりそうにない。