早朝、「中国国家図書館分館所蔵 中国外交档案」という短文を書いて日本に送る。ホームページと台湾の外交史網站用である。
8時に待ち合わせて鉄道科学研究院に向かう。ここに満鉄資料が1000冊以上あることになっている。…だが、間にはいったかたの連絡不足で、今日は「運動会」により閉館。残念だが次回回しとする。北京大学に戻り、大学の床屋に行く。カット6元。100円。
11時15分に勺園を出発する予定であったが、10時半ごろ茅先生が来る。厚く御礼を申し上げるとともに、翻訳のことに関する打ち合わせをする。また、奥様から鉄観音をいただく。忙しい中の気遣いはさすがである。
勺園を出る。西門の外には新しい学生宿舎が立ち並ぶ。最近は北京外大からもっと西にいったあたりに学生用のマンション?ができ、そこを北京大学と外大が借り上げて使用していた。北京大にしても外大にしても、敷地が狭すぎる。もう、大学が住むところを提供する時代ではなくなるのではないか。だが、貧困地域から来ている人も居る。何かの宴会で聞いた話しでは、やはりなんとなく貧困地域からの学生は休めの部屋に固められているという。授業料じたいもばかにならない金額であり、5000元にもなる学期の授業料を払えない層にとっては住居もまた大きな問題である。このあたりの補助は大きな問題。もちろん、各省市別に北京大学に入れる点数が違うというのも、問題。こちらは山東あたりが一番重い負担。北京市はむしろ点が低い。
車は五環から空港高速へ。このようなアクセスには驚く。空港は混んでいるが、比較的スムースに中に入れた。効率は確実にあがっている。(了)