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2005年度前期、北海道大学

  • 法律・政治に関する中国語文献購読
  • アジア政治論(中国政治外交論)
  • 世界のアジア論をリードするForeign Affairsのアジア関係記事を読む
  • アジア政治研究基本文献講読
  • 国際協力論
対象学年 授業科目名 講義題目 内容
二, 三, 四年次、大学院 「中国語実務演習」(旧:基礎セミナーⅡ 中国語) 法律・政治に関する中国語文献購読

(1)第二外国語等、あるいは個人的に学んだ中国語力を維持、向上させていく。また留学からの帰国者が中国語力を維持、向上させる。

(2)中国の公文書や、『人民日報』などの比較的「かたい」文章の読解をおこないながら、文書の形式、読解方法などを身につけ、将来の仕事にいかしていく。

(3)簡単な発音練習などをおこない、声に出しながら読めるようにする。

(4)中国の背景事情などについても知識をふやし、自分で文章への疑問を提起できるようにする。

三, 四年次、大学院 特殊講義 アジア政治論(中国政治外交論)

(1)中国の政治外交制度を理解する。

(2)制度に導かれる政策のありかたについて分析する。

(3)行政制度について理解し、事例研究を交えながら、評価する。

(4)歴史的な思考、視点について理解する。

(5)実際の状況を踏まえた中国イメージを得る。

三, 四年次 演習(通年) 世界のアジア論をリードするForeign Affairsのアジア関係記事を読む

(1)Foreign Affairsという世界を代表する、アメリカの国際政治・外交関連の雑誌に掲載された論文を見ることで、アメリカを中心とする英語圏における東アジア論、認識などを把握し、それと東アジア域内における認識との比較などを通じながら議論をおこなうことで、世界の東アジアへの目線と自らの相対化をおこなう。

(2)英語文献をしっかりと読み、その構造を理解し、プレゼンテーションをおこない、さらに議論をするという、一連の他者理解、自己表現のプロセスを身に着けていく。

大学院 演習 アジア政治研究基本文献講読 参加者の意向・関心を参考にしながら、アジア研究(中国研究)の基礎となるような日本語文献を読んでいく。現在のところ、毛沢東を考えている。そうすることで、方法論、アジアそれじたいにおける問題群の変容過程、アジアを捉える日本の目線など、歴史的にも現在においても通底する問題そのものを考える。また、参加者各自の研究テーマにひきつけた論点の提示もおこなっていく。
公共政策大学院 国際協力論

1. ODA

(1)政策形成の経緯,背景(戦後補償ODA,東アジア各国との「経済協力」に関する条約,ODAの推移)

(2)枠組み,制度(ODA大綱,ODA予算,種別,分担状況,要請主義,決定,手続き,国際比較)

(3)実施形態(有償・無償,円借款,実施組織,コンサルタント,タイムスケジュール,評価基準,問題点)

(4)事例研究(評価)(環境,教育,インフラ,文化など各面における事例を取り上げる)

2. 文化交流(枠組み,制度,実施組織,形態,評価,事例研究)

3. 自治体交流(制度,各自治体の活動,CLAIR,評価,事例研究)

4. 国際組織(主要国際組織,その活動と日本の関与,評価,事例研究)

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