第12回講義 2001年7月9日
比較政治論講義ノート
テーマ:インド
■時事関係
中国とオリンピック
■ インド
政治学における「インド」
停滞と専制の代名詞
多文化
イギリス
ガンジー
そして現在
民主主義、核、領土問題、コンピュータ産業
正式国名: インド共和国 (Republic of India)
・議会制の政治体制を採用(二院制)
・25の州および中央政府に管理された7つのユニオン領地の連邦
大統領: K.R.ナラヤナン
副大統領: クリシュナン・カーント
首相: アタル・ビハリ・バジパイ
面積: 3,287,263 平方キロメートル
人口: 約10億人
識字率(1998):64%
平均寿命(1998):60歳
言語:18の主要言語及び844の方言
公用語:ヒンディー語。英語も日常的に使用。
宗教:主な宗教は次のとおり:ヒンズー教、イスラム教、ジャイナ教、仏教、シーク教、
キリスト教、ゾロアスター教
首都:ニューデリー(New Delhi)
○経済
インドは購買力平価(PPP)で世界第4位に位置する、経済大国の一つ。1991年
までのインド経済は、規制の厳しいビジネス環境及び関税率の高さが特徴であった。
しかし、その後政権に就いた新政府は経済改革を推進し、これによって経済の流れ
は急速に変貌をとげることとなった。今日、インド経済は自由化されて透明で
あり、国内外の民間投資の促進に向けて加速しつつある。対外貿易は自由化され、
関税は段階的に引下げられるとともに、輸入規制は大幅に緩和された。所得税、法
人税等の税率は段階的に引下げられ、現在、インドは世界で最も税率の低い国の一
つとなっている。 今日、中央政府だけでなく全ての州レベルにおいても、現在の経
済政策を支持するとの政治的合意が存在し、投資家に対する友好的な政策の継続、
強化が確認されている。
国内総生産(GDP)4,210億米ドル(PPPでは1兆6,000億米ドル)
経済成長率 6.8%(平均)
輸出額 375億米ドル(1999―2000)
輸入額 461億5,000万米ドル(1999?2000)
外貨準備高 380億米ドル(2000年3月)
国内貯蓄率 24.7%(1997―98)