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アジア政治論第9回講義レジュメ

2003年 5月30日
第9回講義
アジア政治論講義

質問などは質問票に記入ください。授業が終わった後にいらしてくださっても結構です。
メイルのかたはshin@juris.hokudai.ac.jpまで。また教務掛前の8番のボックスに質問票をいれてくださっても結構です。
レジュメなどは、URL http://www.juris.hokudai.ac.jp/~shin/ にあります。

0.時事関係
  ⇒ゲスト講演

1.国内改革を再優先課題とする中国
2.特に重視される経済建設
(1) 農業建設
(2) 郷鎮企業
(3)工業発展
(4)地域格差
(5)貧困・環境
<貧困問題は解決されていない>  
<砂漠化・森林破壊 - 貧困から来る環境破壊>
<「三廃」問題-経済成長のもたらした環境破壊>
  <環境行政>
3.政治状況
 (1)中国政治を見る眼
   中国政治へのイメージ
・独裁、トップダウン、人物政治、上意下達
・不透明、あやしさ
・統一、分裂
・砂の社会
・社会主義
・一党独裁
・中華思想
・伝統的、歴史的、古代国家的、遅れている
・中国的、独特、比較困難
・歴史重視
・法より力
・利権、癒着、人間関係、ネポティズム
   アジア政治への眼差し
   日本から中国を見ることの難しさ   
     等身大に中国を見る??

資料
「国家と人民のために」胡錦濤主席が抱負
(人民網HP http://j.people.ne.jp/2003/03/20/jp20030320_27201.html)

第10期全国人民代表大会(全人代)第1回会議が18日午前、人民大会堂で閉幕した。胡錦濤国家主席は閉幕式の演説で、「複雑で変化の激しい国際情勢、国内建設の任務という極めて厳しい新たな情勢の下、大きな責務を担っていく」と述べ、人民が与えてくれた神聖な職責を履行し、各民族の監督を謙虚に受け止めていく姿勢を示した。胡錦濤主席は与えられた職責を果たすための抱負として、次の4点を挙げた。
(1)民主主義を発揚し、法律に基づいた行政を進める。党の指導、人民主権、法治主義の有機的統一を堅持するとともに、社会主義民主主義の制度と原則を守り、社会主義法制の統一と尊厳を維持していく。
(2)祖国に忠誠を尽くし、人民のために尽力する。国家と人民の利益をすべてに優先させる。
(3)中華民族のすばらしい伝統を発揚・継承し、先輩指導者らの崇高な人徳、自己満足と怠慢を否定する精神を学習・発揚する。
(4)己を厳しく律し、不正に走らず人々に奉仕する。謙虚な姿勢と困難に立ち向かう精神を堅持し、国家と人民のために職務に励む。 「人民網日本語版」2003年3月20日

  資料
温家宝新総理が国務院第1回全体会議で演説を発表
人民網http://j.people.ne.jp/2003/03/22/jp20030322_27281.html

国務院の温家宝新総理は21日午前、国務院第1回全体会議で演説を行った。会議では国務院指導者の役割分担を決めるとともに、「国務院工作規則」を採択した。温家宝総理は演説で「今期政府の任期となる5年間は、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的建設に向けた初期段階であるとともに、重要な段階でもあり、光栄な任務だが責任は重い」と強調。国務院のスタッフに対しては、「胡錦濤同志を総書記とする党中央の指導の下、憲法と法律によって付与された職責を忠実に果たさなければならない」と述べ、党や人民の信頼に背いてはならないと強調した。  温家宝総理は今期の任務について、
(1)鄧小平理論と「三つの代表」思想に基づき、中国共産党第16回全国大会の精神を真剣に実行に移し、小康社会を全面的に建設、社会主義現代化の推進を加速する
(2)発展を第一任務とし、経済建設を中心に引き続き改革を推し進め、対外開放を拡大、社会主義市場経済体制を徐々に整備し、経済構造の戦略調整を加速させる。科学教育による国家振興戦略と持続可能な発展戦略を実施し、新たな工業化の道を歩み、国民経済の高成長と健全な発展を促進し、人々の生活水準を高めていく
(3)改革発展の安定した関係を正しく処理し、社会の安定を全力で維持する
(4)民主法制建設と精神文明建設、政府機構建設を強化し、社会主義の物質文明、政治文明、精神文明の調和的発展を促進し、中国の特色ある社会主義の偉大な事業を全面的に推進する――の3点を挙げた。
温家宝総理はそのうえで、「新政府は新風を吹き込まなければならない」とし、そのカギとして(1)科学的、民主的な政策決定を行う(2)法律に基づいた行政を行う(3)行政に対する監督を強化する――の3点を推進していく必要性を強調した。 全体会議には、黄菊、呉儀、曽培炎国務院副総理、周永康、曹剛川、唐家セン、華建敏、陳至立国務委員らが参加した。 「人民網日本語版」2003年3月22日

韓国:現状(Current Affairs)

池直美
2003年5月30日
前期アジア政治論

政治:

A) 国内
・ 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領就任(inaugurated2月25日):政策overview
‐基本路線は、金大中政権の政策を移行
‐盧武鉉大統領のKeyword:「参加政権」、「regionalism」、「階級」
・ 就任して100日、現在ワイロ問題を抱えている
‐盧武鉉大統領の実兄、側近の安・ヒジョンがハナ投資銀行からワイロを受け取ったという疑惑が浮上
・ 金大中南北会談に関するScandal
‐南北会談直前に北朝鮮へ5000億ウォンが香港にある中国銀行、マカオにある北朝鮮の会社経由でお金が渡ったという事実発覚

B) 対北朝鮮
・ 韓国の対応は、太陽政策をそのまま実行
・ 4月23日から25日に中米朝会談
・ 韓国借款という形で北朝鮮に40万トン米支援

C) 対外関係
・ 5月11日から17日で韓米首脳会談:経済、北朝鮮問題
・ 反米感情に対し盧大統領批判
・ 6月6日盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領来日

経済:
・ 今年の成長率4%目標、しかし今現在2%記録
・ 3兆ウォン予算追加
・2003年GDP~10513(US$)、失業率3%

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